Red Hat アカデミー

FAQ

Red Hat® アカデミーは、学生と教育機関を対象に、学習を支援するための包括的なカリキュラム、実践的な指導、参加型ラボ、実技試験を提供します。Red Hat テクノロジーの習得を目指す本プログラムに関して、皆さまから寄せられたあらゆるご質問にお答えします。

Jump to section

メンバーの利点、メンバーになる方法、メンバーの概要を知る

Red Hat では、エンタープライズ・ソフトウェアの未来にとって、テクノロジーのスキルギャップの解消が大切だと考えています。そのため、資格を満たす教育機関に対して Red Hat アカデミーのメンバーシップを無料で提供しています。

Red Hat アカデミーのメンバーシップを取得するには、次の条件を満たす必要があります。

  • 公式に、または他の公的機関によって正式に認可されていること
  • 学位、ディプロマ、認定を付与する機関であり、Red Hat アカデミーカリキュラムは学位取得を目指す学生のみが使用すること
  • Red Hat トレーニングを受ける学生にクラス単位で授業料を課さない、非営利機関であること
  • 複数週におよぶトレーニングを通じて Red Hat アカデミーのカリキュラムを提供すること
  • ピアツーピアの教育機関の場合、クラスは資格のある教師 (Red Hat アカデミーのインストラクター) が作成すること

Red Hat アカデミーのホームページにアクセスして、ページ上部の [今すぐ応募する] ボタンをクリックして申し込んでください。Red Hat Network ID を使用して、メンバーシップ申請を送信してください。ログイン情報をまだお持ちでない場合は、所属する教育機関に関連付けられた E メールアドレスを使用して Red Hat ログインを作成できます。

申請を送信すると、確認のための自動送信メールが届きます。通常、申請の審査と処理は 5 営業日以内に行われます。

いいえ。ただし、Red Hat Enterprise Linux の開発者向け無料サブスクリプションに登録するとナレッジベースの使用権利とアクセス権が付与されます。

はい。コースを修了した学生には参加認定書が授与されます。認定書を授与されるには、インストラクターが指定するコースの範囲を完了する必要があります。

教育機関が知っておくべきこと

優れたユーザーエクスペリエンスを提供する Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームを使って、効率的にクラスを管理したり、検証済みの Red Hat トレーニング資料にアクセスしたりできます。アカデミーには学生や教育機関にとって有益な特長が多数あります。

  • 条件を満たす教育機関は、無料で簡単にできるオンライン登録が可能
  • 学生が最先端の IT の職務に就けるように設計された、包括的なカリキュラム
  • Red Hat 認定試験の割引 (インストラクター 75% 割引、学生 50% 割引)
  • Web ベースの Red Hat アカデミー学習プラットフォームから提供される標準化された資料
  • 無料のクラウドラボなどの柔軟なラボオプションで、学生に適した対応が可能
  • 無料の自習型コースを通じたインストラクター向けトレーニング
  • コンテンツは最大 9 カ国語に対応
  • Red Hat コースの指導をサポートし、プログラムの特徴に習熟するための、動画によるオンボーディング・チュートリアルとリソース
  • 学生やインストラクターが Red Hat のテクノロジー、カリキュラム、業界動向の専門家と交流できる、Red Hat ラーニングコミュニティへのアクセス
  • Red Hat の社員、パートナー、顧客から構成される人材採用パイプラインを学生が利用できる、Red Hat Academy Talent Networkへのアクセス

Red Hat から Red Hat 個人用試験の設備を購入して設置済みの場合は、校内で試験を実施できます。その他の情報については、Red Hat アカデミーの地域マネージャーにお問い合わせください。

Red Hat アカデミーへの登録が正常に完了すると、アカデミー管理者には、アカウント作成と、教育機関で Red Hat コースを受け持つインストラクターの追加を指示するウェルカムメールが送信されます。

新しいインストラクターごとに、ログインとアカウント作成に必要なウェルカムメールが送信されます。アカウントの作成が完了したインストラクターは、新しいクラスを作成し、学生を Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームに追加できます。

メンバーシップは、プログラムから退会するか、プログラムガイドラインへの違反により Red Hat からメンバーシップを強制的に解除されるまで、自動更新されます。

当社は、Adopt an Academy プログラムを通じて、Red Hat アカデミーのパートナーと Red Hat 社員をつなぎ、インストラクター、学生、コミュニティとの関係を構築する取り組みを行っています。Red Hat 社員は、業界および技術の専門知識を使用して、ゲスト講義の開催、諮問委員会への参加、ワークショップの主催、学生へのメンターシップの提供により、教育機関全体のインストラクターと学生をより効果的に活用できます。このプログラムは、Red Hat テクノロジーのさらなる導入を支援し、当社のコンテンツを学生のために活かすことができます。

Red Hat アカデミーの教育機関でのエンゲージメントを支援するために Red Hat 社員の参加を希望する場合は、Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームの [サポートを受ける] タブでアカデミー管理者にその旨ご連絡ください。

Red Hat アカデミーのティアプログラムは、教育機関や教育コミュニティ内でプログラムをさらに拡張できるようにすることを目的とした特典を提供します。詳細はこちらからご確認ください。

Red Hat Digital Credential Program では、プログラムへの積極的な参加を Credly を通じて認定します。Red Hat アカデミープログラムに積極的に参加している教育機関には、ティアレベルとパートナーシップ認定に応じたデジタルバッジが発行されます。どちらもソーシャルメディアで共有できます。

詳細については、こちらから Digital Credential Program の FAQ をご確認ください。

Red Hat Academy Talent Network は、Red Hat アカデミーのトレーニングを修了した学生と、Red Hat の従業員と Red Hat の世界中のパートナーおよび顧客とをつなぎ、将来の仕事に向けたエンタープライズ対応の人材プールを作り出します。

学生は、「学生」として手続きを進め、プロンプトに従ってプロフィールを作成することで Red Hat Academy Talent Network に参加できます。登録できるのは、Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォーム経由で Red Hat コースに登録済みか受講済みの Red Hat アカデミーの学生のみです。

Talent Network のインフォグラフィックをこちらでご覧ください。

インストラクターと学生向けの情報

インストラクターには、自習型トレーニングコースへの無料アクセス、地域の担当者からのサポート、提供される各コースのオンボーディング・チュートリアルおよびインストラクター向けの補助ガイドが提供されます。

また、インストラクターには、受け持ちの Red Hat アカデミーコースに関連する Red Hat 認定試験を受験 (75% 割引を適用) して、知識とスキルを証明することをお勧めします。Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームでは、インタフェースのナビゲートや最新機能の利用に関するヒントなど、インストラクターや学生がコース中にプラットフォームを最適に使用できるように、ビデオチュートリアルもご用意しています。

Red Hat のプラットフォームでは、インストラクターはクラスの作成と学生の登録、クラウドラボ環境の利用、クラスルームのトレーニングを補完する Red Hat の資料へのアクセスが可能です。さらに、提供される各コースについて無料の自習型コンテンツとインストラクター向け補助ガイドを利用できます。

ポータルでは、学生がコースのすべてのコンテンツに 1 カ所でアクセスでき、その使用方法もシンプルです。学生はポータル内でコース教材を使用して、次の試験の準備をすることができます。

Red Hat アカデミーの学生アンバサダープログラムは、意欲的で熱意あふれる学生が、キャンパスでの Red Hat アカデミープログラムの成功を目指して Red Hat チームと直接連携できる機会です。学生アンバサダーは、リーダーシップと起業家的なスキルに基づいて、キャンパスイベントを開催し、業界プレゼンテーションをアレンジし、クラスメートの Red Hat テクノロジーに関する興味を高めるテクニカルワークショップを主導します。

学生アンバサダープログラムに関心のある学生は、インストラクターと相談して申請フォームで推薦を受けてください。

Red Hat ラーニングコミュニティは、オープンソース・テクノロジーに関心を持っている人なら誰でも利用できるコラボレーティブな学習環境です。メンバー同士がつながり、質問をする、リソースを共有する、ディスカッションに参加する、バッジを獲得する、ベストプラクティスに貢献するといった活動をしています。このような活動は、個々の学習目標を補足するツールやドキュメントを最新の状態に保つのに役立ちます。

Red Hat ラーニングコミュニティ内にはインストラクター、学生、および Red Hat 社員から成る Red Hat アカデミーコミュニティが作成されており、コース、プログラムの機能、その他のトピックに関する対話を奨励しています。Red Hat アカデミーのディスカッション・フォーラムに今すぐ参加して、知見を共有してください。

カリキュラムとラボのサービスを確認する

Red Hat のカリキュラムは、Red Hat のカリキュラムチームによって、開発、サポート、フィールドコンサルティングの各チームからの意見を取り入れて作成されており、教育機関が IT 業界の要求に遅れずについていけるようにします。カリキュラムでは、プラットフォーム、ミドルウェア、DevOps、クラウド・テクノロジーに対する実践的な指導が受けられるので、学生は、数千ものエンタープライズ実装のユースケースを基に実践的なスキルを学ぶ機会が与えられます。

汎用でディストリビューションに依存しない Linux 製品とは異なり、カリキュラムは、現在および新規のアプリケーション・デプロイメントの市場リーダーとみなされている Red Hat® Enterprise Linux® をベースとしています。

いいえ。Red Hat アカデミーのコース内容と認定は、Red Hat トレーニングと認定が提供するものとまったく同じです。

3 種類のラボソリューションを用意しています。

  1. クラウド (無料)
  2. DIY (無料)
  3. パートナー (有料)

ラボイメージへのアクセス方法に関するインストラクションは、アカデミー管理者とインストラクターの役割の下にある [リソースにアクセスする] タブ内の Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームにあります。

環境で do-it-yourself ラボオプションをサポートするには、その環境がネストされた仮想化をサポートしている必要があります。インストール時に技術サポートが必要な場合は、当社のチームまで E メールでご連絡ください。担当者がリクエストに対応します。

クラウドラボのデプロイメントは、Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームを通じて Red Hat のポートフォリオ内のすべてのコースについて無料で利用できます。学生は [Access Courses and Assignments] にある無料のクラウドラボオプションにアクセスし、受講しているコースの [Launch] をクリックします。

Red Hat アカデミーは、実践的なラボサービスを世界中の教育機関に提供する複数のパートナーと協力し、IT アカデミープログラムを提供しています。

現在、コースの指導にハードウェアとサービスを使用する IT アカデミープログラムがある場合、Red Hat ラボを展開する態勢がすでに整っている可能性があります。

ラボイメージをダウンロードする前に、最小システム要件を確認して、インストール条件を満たしていることを確認してください。

コースウェアオプションについて知る

Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームでは、学生向けのコースウェアはオンラインで利用でき、無料です。コースの期間中、学生はコースウェアにアクセスできます。

Red Hat アカデミー・ラーニング・プラットフォームで、学生は、インストラクターが登録しているコースに応じて、[Access Courses and Assignments] の下にあるオンラインコースウェアにすぐにアクセスできます。

認定試験の詳細を知る

現在、Red Hat アカデミープログラムでは以下の試験を提供しています。

試験

コース

予備試験 - Red Hat システム管理 I - (PE124)

Red Hat システム管理 I (RH124)

予備試験 - Red Hat OpenShift Administration - (PE180)

Red Hat OpenShift Administration I: Containers & Kubernetes (DO180)

予備試験 - Red Hat OpenStack Administration - (PE110)

Red Hat OpenStack Administration I (CL110)

RHCSA 認定試験 (EX200)

Red Hat システム管理 Ⅱ (RH134)

RHCE 認定試験 (EX294)

Red Hat システム管理 Ⅲ (RH294)

Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers - (EX188)

Red Hat OpenShift Development I: Introduction to Containers with Podman (DO188)

Red Hat 認定エンタープライズ・アプリケーション開発者認定試験 (EX183)

Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183)


予備試験と認定試験の違いはこちらでご覧ください。

学生がコースの受講中に試験の資格が得られると、E メールで通知が届きます。購入は LMS (学習管理システム) で手続きする必要があり、精算時にカートに対して割引が自動的に適用されます。学生は受信した通知の手順に従ってください。

割引を利用するには、5 人以上の学生が受講する RHA ラーニング・プラットフォームのクラスに登録し、5 週間以上でコースコンテンツの 50% 以上を修了している必要があります。

インストラクターは、RHA ラーニング・プラットフォームの [Get Trained & Certified] セクションで割引を要求できます。割引を受けるには、インストラクターは過去 12 カ月間で 5 人以上の学生が受講し、学生が積極的にコンテンツを使用している 1 つ以上のクラスを受け持つ必要があります。

リモートアクセスと試験用ステーションから選べます。受験方法の詳細をご確認ください。

必要なサービスおよびサポートを見つける

地域に応じて、以下の該当するチームに E メールをお送りください。